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2020年05月18日

本気で夢をかなえたいならとてつもなく大きな目標を立てよう!

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よくスポーツの世界では「身の丈に合った目標を設定しろ」とか「出来もしない目標は掲げるな」などという指導者の言葉を聞くことがありますが、皆さんはこれに対してどう思われますでしょうか。
「そりゃ、そうだ!」と思う人もいれば、「目標は背伸びするくらいがいい」と思う方もいるでしょう。
実は、現実味がある目標はかえって目標を達成しづらくしてしまうのをご存知でしょうか。
コーチングの世界ではもはや常識となっていることなのですが、この目標設定の仕方を間違えてしまうとどんなに努力を重ねてもほとんどそれが叶うことはありません。
ですから、これを機に目標設定のポイントについて学び直して頂ければと思います。

目次

なぜ現実味のある目標ではダメなのか

一見、現実味のあるほうが目標は達成しやすいように推測されます。
だって、あとちょっと頑張ればいいだけの話ですから。
でも実施のところは、この「あとちょっと」が仇となってしまうのです。
そこで、なぜ現実味のある目標だとだめなのかを脳科学の視点からみていくこととします。

エフィカシーが上がらないから

まず、1つ目に「エフィカシー(自己肯定感)が上がらないから」という理由が挙げられます。
現実味のある目標というのは、すなわち〝今のままの自分〟のほんの少しだけ先にある目標です。
ターゲットにすべき目標が今の自分のエフィカシーとさほど差がないのであれば、それのためにエフィカシーが上がることはありません。
上げる必要がないからです。
エフィカシーとパフォーマンスは正比例の関係にあります。
ゆえに、一見現実味のある目標の方が実現しやすいように見えてそうではないということなのです。

モチベーションが湧かないから

2つ目に「モチベーションが湧かないから」という理由が挙げられます。
モチベーションとはそもそも何かというと、〝現状の自分に対する不満〟のことをいいます。
たとえば、「自分こそチームのエースだ!」と思っている選手がポジション争いに負けてベンチ要因になったとします。
するとその選手のマインドには「本来、自分がフィールドに立っているはずなのに、なぜベンチなんかにいるんだ!悔しい!」という思いが生まれます。
そして思いと現実にギャップがあるからこそ、「何としてでもエースの座を取り戻すぞ!」というエネルギー(モチベーション)が湧きおこるのです。
このようなマインドの法則に当てはめて考えると、現実味のある目標では、そこから逆算した〝今すでにそうなっていなければいけない姿〟と現状の自分の姿にさほどギャップが生じないことになります。
つまり、「何としてでもこの現実味のある目標を達成するぞ!」というモチベーションが湧いてこないのです。
どんなに現実味があっても、それを達成する強烈な思いが湧かないのなら人はそのための努力をしなくなってしまうのです。

正しい目標設定をするためにはどうすべきか

ここまで、現実味のある目標設定では目標が達成しづらくなる理由を述べてきました。
ご自身の過去を振り返ってもらうとすぐにご納得頂けたかもしれませんが、一見手が届きそうな目標ほどそれがその通りに行った試はないのではないでしょうか。
そこで次からは正しい目標の設定の仕方について解説をしていきます。

目標設定は今のままのやり方では難しいくらいが良い

目標設定をする上での基準ですが、今のままのやり方では到底達成できないくらいにするのが望ましいです。
なぜなら、今のままの努力で達成できてしまう目標とは十分に現実味がある目標の範疇になってしまうからです。
これではモチベーションもさほど出ないばかりか、目標のために取り組み方を変えていこうという気持ちも起こりません。
変化を受け入れないマインドでは選手は進化のしようがないですよね。
ですから、今のままのやり方だと到底達成できそうもないくらいの目標にすべきなのです。

目標設定は明確にイメージできないくらいがいい

それから目標を設定する際は、それが今までの自分の常識から離れすぎていて多少ぼんやりするくらいのものでいいということです。
たとえば、今現在、県でベスト8のチームのレギュラーだとしたら、「海外のトップリーグでMVPを獲る」とか「オリンピックで優勝して日本中を感動で包み込み国民栄誉賞を受ける」などです。
ここまで来るとあまりにも現実とかけ離れすぎてなかなかイメージがしにくいですよね。
でもこれがいいんです。
もし目標を明確にイメージできる(ビジュアライゼーションできる)のであれば、それはやはり現実味のある目標設定なのです。
ですから、ビジュアライゼーションができるかどうかという視点を基準に目標設定をするのも一つの手段になります。

まとめ

ということで、今回は正しい目標設定の仕方について述べてきました。
きっとほとんどの方が目から鱗だったのではないかと思います。
しかし、認知科学によって脳の仕組みが解明されてきている現代において、押さえるべきポイントを押さえない目標設定は徒労に終わってしまうことになりかねません。
ですから、目標設定をする際はあえて〝現実味のないくらい大きなもの〟にするようにして下さい!

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