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2020年05月17日

チーム全員のやる気を上げるにはどうすればいい!?

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チームスポーツをやっていると、それぞれがいろんな目的でその種目を行っているがゆえにやる気の高い選手もいればそれほどでもない選手がいるものです。
ただ、あなたの所属するチームがレクリエーションとしてのスポーツではなく、競技スポーツとして結果を出していくことを求めるのであれば、やはり部員全員がやる気があるに越したことがありません。
そこで、そもそもやる気とはどういうものなのか、そしてどうやったらやる気を上げていけるのかについて解説していきたいと思います。

目次

そもそもなぜやる気が起きないの

まずは、なぜやる気が起きないのかという点についてマインドの視点からそれを探っていきましょう。

自己肯定感が低いから

まず一つ目は、自己肯定感が低いからというのが考えられます。
この自己肯定感のことをコーチング用語でエフィカシーというのですが、エフィカシーとパフォーマンスは比例関係にあるのです。
ですから、自己肯定感が低いということは、自分自身のパフォーマンスに確信を持てていないため、「自分は目標を達成できる!」と本気で思うことができないのです。

ネガティブセルフトークばかりになっている

次に、やる気が起きない選手の特徴として、ネガティブセルフトークばかりになっていることが挙げられます。
これはどういうことかというと、日々ネガティブな言葉ばかりを発することによって、マインドにネガティブな信念を形成してしまっているということです。
実は人は1日に5~7万語ものセルフトークをしていると言われています。
そしてそのセルフトークの積み重ねによって「これはこうものだ」「私はこういう人間だ」という信念を形成しているのです。
やる気が起きないということは、きっとその選手は「どうせ自分には無理」「何をやったってうまくいかない」というようなセルフトークを繰り返している可能性があります。
あまりにもネガティブな信念が形成されていってしまうと、先に説明した自己肯定感もどんどん下がる一方になってしまいます。

目標がしっかりとマインドに設定されていない

3つめですが、チームの目標がマインドにしっかりと設定されていない可能性があります。
個人的な目標は別として、チームである以上全員がチームで立てた目標は共有して然るべきです。
しかしそれがちゃんと設定されていなければ、その目標から逆算した〝目標達成のために今なっているべき姿〟と現状の自分の姿との間にギャップが生じないため、心理的な不協和(もっとうまくならなければ!という思い)が湧いてこないのです。
人のマインドにはコンフォートゾーンという心理的に居心地のいい場所にずっと留まっていたいという働きがあります。
マインドに目標をしっかり設定して意図的に不協和を生じさせない限り、延々と人はこのコンフォートゾーンに浸かりっ放しになってしまうのです。

やる気はどうやったら起こせるのか

ここまで、やる気の起きない選手のマインドの仕組みについて解説をしてきました。
ここからはこれまでの解説を踏まえた上で、どの様にアプローチをしていけばやる気を起こしていけるのかを述べていきたいと思います。

自己肯定感をガンガンに上げよう!

まずひとつめは自己肯定感をガンガンに上げていくことです。
普段私たちの発しているセルフトークが信念を形成し、その信念に見合った自己肯定感を作り上げていきます。
ですから、やる気のない選手が発する言葉そのものを変えさせていかなければなりません。
ただ、そもそもそれほどやる気がない(自己肯定感が低い状態の)選手にいきなり今日からポジティブなセルフトークを徹底しろと言ってもかなり無理があります。
ですからまずはそういった選手にあなたからポジティブな言葉がけをしていくようにしてみて下さい。
「ナイスプレー!今のいいね!」「いつもありがとう。助かるよ!」「頼むぞ!期待しているからな!」などです。
最初は急に褒められることで違和感を感じことと思いますが、少しずつ信念が書き換えられて自己肯定感が上がってくると自身でもポジティブなセルフトークを行えるようになってきます。
ですから、やる気のない選手がポジティブなセルフトークをたくさん浴びることのできる環境づくりに力を入れてみるといいでしょう。

ビジュアライゼーションを行う!

やる気を出していくためのもう一つの方法として、「ビジュアライゼーション」があります。
ビジュアライゼーションとは、脳内の自己イメージ書き換え法のことです。
実は、このビジュアライゼーションをなぜやってもらいたいのかというと、やる気のない選手のコンフォートゾーンを変えてしまうことができるからです。
ビジュアライゼーションは、チームの目標から逆算した〝今すでにこうなっているべき姿〟の部分を五感を強く伴ってイメージトレーニングを行います。
すると、脳内の自己イメージが「やる気のない状態」から「今すでにこうなっているべき姿」に変わるとともに、そちらの方をコンフォートゾーンとして設定し直すのです。
こうなってしまえば、実際には自分は〝今すでにこうなっているべき姿〟になっていないわけですから、マインドの中に心理的な不協和が起こり、何としてでもそのような自分になりたいと強く思うように(やる気が出始めるように)なるのです。
ですから、練習前の10分でも15分でもいいので、毎日部員全員でチームの目標から逆算した〝今須でのこうなっているべき姿〟に対してビジュアライゼーションを行い、コンフォートゾーン自体を変えてしまうことを行ってみて下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
やる気が起きない時のマインドの働きと、その対応の仕方をご理解頂けたかと思います。
十分自覚されていることだと思いますが、チームとしてなにか目標を成し遂げるということは、そうそう簡単なことではありません。
時には自分自身がやる気が起こらなくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、同じ目標のもとにポジティブなセルトークが飛び交う関係性を作り、お互いに自己肯定感を上げあう環境を作っておけば、落ちこぼれを出すことなくそこへと向かっていけます。
ぜひ、部員全員で取り組んでやる気のある素晴らしいチームを形成していって下さい!

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