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2020年05月10日

一流のアスリートが大事にしている言葉のチカラ

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アスリートの皆さんは、トレーニングや練習に徹底して時間をかけ、日々質の高いパフォーマンスを発揮できるように取り組んでいることでしょう。

もちろん、ただ時間をかければいいというものではなく、やっていることが合理的であり、競技特性に見合ったものでなければ意味がありませんね。

今回は、そんな一流のアスリートになるために物理的な練習にこだわっている皆さんに、一味違ったパフォーマンスを上げていく方法をご提案してみたいと思います。

目次

言葉が持つ不思議な力

人間は言葉を使って他者とコミュニケーションを図ります。
試合中に目で合図を送ったり手でサインを出してコミュニケーションをすることもありますが、ほとんどは言葉という手段を用いて意思疎通を図りますね。
ゆえに、私たちにとって〝言葉の使い方〟というのは非常に大きな意味を持ちます。
また、私たちは話す相手がいなくても自分の頭の中で言葉を使って思考をしている時が多々あります。
そういう意味でも私たちは生きている時間のほとんどで言葉を使っているといえます。
実はそんな「言葉」こそ、私たちのアスリートとしてのパフォーマンスを左右する非常に大きな要素を兼ね備えたものなのです。

人が1日に想起している言葉は○万語

先にも述べましたが、人間は他者とコミュニケーションを図る際に言葉を用います。
もし仮に、今日が練習のオフ日で1日中誰と会わなかったとしても「お昼は何を食べようかな」とか「3時までに銀行に振込みに行かなきゃ」など何かしら頭の中でぶつぶつと独り言を唱えていますよね。
この様に、他人との会話であれ独り言であれ、自分自身が頭の中で想起する言葉のことを「セルフトーク」と言います。
そして、そんな私たちが1日に想起するセルフトークとは一体どれぐらいの量か想像がつきますでしょうか?
実は、私たちは1日のうちに5~7万語ものセルフトークを行っているのです。

セルフトークが信念を作る

実は、このセルフトークは私たちのマインドに対してある重要な作用をもたらします。
その作用とは何かというと、「信念を作り上げる」というものです。
信念とは「これはこういうことだ」「これはこうあるべきだ」「私はこういう人間だ」という強い思い込みのことです。
たとえば、練習で失敗を重ねるたびに「あー、やっぱり無理だわ」とか「こんなの出来っこないじゃん」という言葉を発していると、「自分は何をやってもうまくいかない選手だ」という信念が作られていきますし、仲間に「お前にスピード勝負をさせたら右に出るやつはいないよな」と言われ、それを受け入れて「そうだ!自分はスピードでは負けないぞ!」というセルフトークを想起していると「私の強みはスピードを重視したプレースタイルだ」という信念が作られていきます。
このように、何気なく発する何万語ものセルフトークが日々積み重ねられていくことによってその選手のパフォーマンスを決定づける信念を形成していくのです。

ポジティブセルフトークとネガティブセルフトーク

セルフトークはおおまかに2種類に分けることができます。
1つはポジティブなセルフトーク、そしてもうひとつがネガティブなセルフトークです。
実は、日本人はかなり多くの人がネガティブセルフトークをしています。
なぜなら、日本には儒教のカルチャーが根付いているからです。
日本人は尊敬語や謙譲語といった、自分をへりくだって他者を持ち上げるということを当たり前のように行っていますよね。
いいプレーをして監督に褒められても「いえいえ、自分なんてまだまだです」とか、試合への抱負を述べる際に「みんなの足を引っ張らないように頑張ります」というのはまさにそれです。
これでは、どんなにハードな練習をこなそうともネガティブな信念が次から次へと形成されていくわけですからパフォーマンスを上げていくことはかなり難しくなってしまいます。
ですから、パフォーマンスを上げていくためにも私たちはまず日々のセルフトークを変えるべきなのです。

すべてポジティブセルフトークにする

ということでパフォーマンスを上げて一流の選手になるために、ここから先の人生のすべてにおいて自分の話す言葉がポジティブセルフトークのみなるように心がけて下さい。
上手くいった時は「ラッキーだった」なんて言わずに「やっぱり自分はすごい!」「これくらいできて当たり前だ!」とセルフトークするようにして下さい。
監督や先輩の前で露骨に言うと角が立つときもあるでしょうから、その際は頭の中だけで想起しておけばよいのです。
それから、失敗したりうまくいかない時は「あー、またやっちゃった」「ほんとダメだなぁ、自分は」なんて言わず、「こんなの自分らしくない!」と言いましょう。
どんなにマイナスなことが起こっても、決してネガティブなセルフトークはしないようにして下さい。

仲間に対してもポジティブセルフトークをすべし

ポジティブなセルフトークは何も自分だけで黙々とする必要はありません。
仲間にもポジティブな言葉を投げかけてあげれば、仲間の信念もポジティブなものへと変化させてあげられます。
ですから、「何べん言えばわかるんだ!もっと早く動け!」「ほんとに理解力のないやつだな!ちゃんと考えろ!」「いい加減にしろ!ヘタクソ!」のような相手に対してマイナスの信念を形成させるような言い方は避けましょう。
逆に、褒めるべき場面ではタイミングを逃さずにしっかりと褒めてあげること。
そうすると、褒められた選手はポジティブな信念が作れるとともにプレーに対して自信を持つことができるようなっていきます。
自分一人だけのパフォーマンスが上がっても仲間がそうでなければチームスポーツは勝つことができません。
ですから、チーム全体でセルフトークをポジティブなものにし、チーム全体で信念を書き換えてパフォーマンスを上げていくことが望ましいといえます。

仲間を想う行為がいずれ自分に返ってくる

補足として述べておきますが、脳はちょっと変わった設定がされているんです。
それはどんな設定かというと、「主語を認識できない」という設定なんです。
ですから、仮にあなたが仲間に対して「お前、ほんとバカだなあ」と言ったとしましょう。
すると、そういわれた仲間は「バカだ」という信念を形成することになるのですが、それを言ったあなた自身も「バカだ」という信念を形成してしまうのです。
ですから、仲間に対してポジティブな言葉を投げかけることは、そのまま自分に対してポジティブな言葉を投げかける行為となるのです。
ちょっとここで想像してみて下さい。
チームのメンバー全員が全員に対してポジティブセルフトークを言い合っているチームを。
きっとものすごくパフォーマンスの高い、全員の自己肯定感の高い素晴らしいチームとなっているであろうことは想像に難くありませんよね。

まとめ

ということで、アスリートにとって「言葉」がいかにパフォーマンスを決定する重要な要素であるかを解説してきました。
普段あまり意識せずに使っている「たかが言葉」なんですが、「されど言葉」である意味がご納得頂けたのではないかと思います。
一流の選手というのは確かに質の高いトレーニングを行い、練習を行っているのですが、それだけでなれるものではないのです。
そこにはやはり、一流になるにふさわしいポジティブセルフトークの徹底があってこそなのです。
是非、皆さんにも「言葉のチカラ」大事に使って頂きたいなと思います!

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