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2020年04月30日

お釈迦様とコーチングの深い関係

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今回はなんとお釈迦様について述べていこうと思っています。

のっけからいきなりこんなことを言うと、

「コーチングと何か関係があるわけ!?」

と思われることでしょう。

実はですね、すごく関係があるんです。

MIND fantasistaで提供しているコーチングは認知科学という科学的根拠をもとに皆さんのマインドに働きかけているのですが、認知科学の中に仏教哲学が入っているのです。

(※宗教としての仏教ではなく哲学としての仏教です)

ですからそれにちなんで今回はお釈迦様についてお話をしていきたいと思います。

そもそもお釈迦様ってどんな人なのかというと、もともと釈迦国という国の王子だったのに、それを放棄してお坊さんになった人なんです。

ある日、菩提樹の木の下で瞑想中に悟りを得て、その悟りを一般の人々に伝えて回りました。

ちなみに、お釈迦様が生まれた時代というのは、バラモン教が一般的であり、厳格な身分制度とともに差別があり、また、生老病死という四苦が多くの人を苦しめていた時代です。

そんな時にお釈迦様は、「この世の中に絶対なんてないんだよ!」「やりたい事やって良いんだよ!」と言って回ったんです。

即ち、エフィカシー(自己肯定感)が下がっていた一般の市民の人達のエフィカシーを上げて回ったんですね。

もちろん、これは支配階級の1番上にいるバラモンからすればおもしろくはありません。

うまい具合にバラモン教の理念で人々を奴隷化し、エフィカシーを下げさせて上に逆らわない様にしてあるのに、こんなことをされてはいつ一般の人々が翻るか分からないからです

ですからお釈迦様は、バラモン階級からすれば相当厄介な存在として認知されていた事でしょう。

それでもお釈迦様は多くの人のエフィカシーを上げるために命が尽きるまで悟りを広めて回ったんですね。

ここまで読んでもらうと気づかれたかもしれませんが、お釈迦様って〝コーチ〟そのものだったんですよ。

多くの人を常識や当たり前の外側に連れ出したんです。

日本では「仏教の祖」みたいなイメージを持っている人が多いかもしれませんが、そもそも宗教化したのはお釈迦様が死んだずーっと後です。

やっていた事は今の私たちコーチがやっていたこととおんなじなのです。

ですから、お釈迦様は私の大先輩な訳です。

ちなみにお釈迦様の悟りの内容を簡単に紹介しておきます。

お釈迦様の悟りとは、

「縁起の思想」

というものなんですね。

これはどういう思想かというと、

〝この世は関係性によって成り立っている〟

という考え方です。

例えば夫と妻は「夫婦」という関係性が成立しています。

祖母、母、息子には「家族」という関係性が成立しています。

コップと水にしても「水を入れるもの・コップに入るもの」という関係性があるし、人間と酸素なら、「生きるために消費するもの・されるもの」という関係性が成り立ちます。

この様にしてあらゆるものを見ていくと、すべてのものが〝関係性〟によって成り立っていることがわかります。

そして、関係性は絶対的なものではなく、変えることも可能だと説いています。

夫婦が離婚すれば「赤の他人」になる様に、どこの何と関係性を結ぶかで存在のあり方が変わるんですね。

カースト制が絶対だった当時においてこの様な考え方はきっと天地をひっくり返す様な奇抜な思想だったことでしょう。

誰に教わるでもなく、瞑想の中でそれを悟ったのはさすがとしか言いようがありません。

ということで今回はお釈迦様について語ってみました。

きっと思っていたお釈迦様のイメージと全然違っていたのではないでしょうか。

コーチングに興味のあるアスリートや指導者の方は、余裕があれば是非「縁起の思想」もかじってみて下さい。

より深くコーチングを理解することができる様になりますから!

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