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2020年04月08日

残念ですが「練習の成果を試合で出す」ことは出来ません!

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スポーツの世界ではよく「練習の成果をこの試合で出してこよう!」とか、「今までの努力の結晶をここで見せつけてやろう!」なんて言葉をよく聞きますよね。

もしかしたらあなたも言われたり使った事があるかもしれません。

この日のために苦しく辛い練習に耐えてきたわけですから、この様な言葉で景気をつけてコートやフィールドに送り出そうという指導者の気持ちはすごくわかります。

しかし、実際のところは〝練習の成果は試合で発揮することは出来ない〟んです。

こんなことを言うと、

「ふざけた事をぬかすな!」

と怒鳴られてしまいそうですが、事実なのですからしょうがありません。

ということで、今回はなぜ練習した事を試合で発揮することが不可能なのかについて解説していきたいと思います。

実は、練習の成果を試合で出せない理由は至って単純。

それは、

時間は未来→現在→過去の順に流れているからです。

そもそも「練習の成果を試合で出そう」という考えは、過去→現在→未来という時間の流れがベースにあります。

因が過去で、果が現在や未来という捉え方ですね。

しかし、本来時間というものは未来から現在へと流れ、過去へ過ぎ去っていっているのです。

つまり、正しくは未来が因で現在や過去が果ということ。

未来にどの様な目標を設定したか(因)によって、今取り組む練習やトレーニングの質(果)が決まるというとなんです。

ですから、県大会ベスト4を掲げたチームは、その結果として県ベスト4レベルの練習をしているのであり、

全国制覇を掲げたチームはその結果として全国制覇レベルの練習をしているという事です。

この様に時間は未来から現在、そして過去へと流れてくるため、練習の成果を試合で出すことは出来ないのです。

ただ一つだけ言えるのは、常に勝つチームというのは、質の高い練習をするために、常に目標を高く設定していますよということです。

そして目の前の試合も未来の目標(因)のために当たり前のように勝つだけ(果)と捉えます。

ということで、是非皆さんも質の高い練習をするために、高い目標を掲げ、更新し続けていって下さい!

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