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2020年03月31日

感情でプレーをするものは感情で墓穴を掘る

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スポーツにおいて、ヒットが出たり、ゴールが生まれたり、パンチが当たったり、大逆転が起きた時など、ほとんどの選手が「ヨッシャー!」と言わんばかりにガッツポーズを決めているのを見かけます。

ここ1番で決めた時なんかは、もう大爆発するくらいの喜びの感情を発露させていますよね。

観ている方も思わず「やったー!」という気持ちになりますし、本人も相当気持ちいいでしょう。

そんなスポーツにおける感情の出し方なんですか、実はいいことばかりでは無いんです。

感情でプレーをする選手は、感情によって墓穴を掘ることもままあるのです。

そこで、今回は「感情」をテーマにお話をしていきたいと思います。

まず、最初にマイナスな感情について一言述べておきます。

緊張や不安、落ち込むなどといったマイナスの感情は試合にかなり大きな影響を与えます。

ですから、事前にそうならない様な対応をしておく事が大事です。

方法としては、普段からエフィカシー(自己肯定感)を高く保っておく必要があります。

そして、試合中にネガティブな感情に襲われた場合は、そのままにせずにポジティブなセルフトークを強制的に介入させてプラスへと転じる事が大事です。

これらを行わなければあっという間に勝負を決められてしまうと心得ておいて下さい。

次に、プラスの感情に対しても注意が必要です。

こういうと、

「え!?なんで?プラスの感情は良いんじゃないの?」

と言われるのですが、そうでもないんですよ。

例えば、あなたが大事な場面でシュートを決めたとします。

すると、仲間と抱き合って喜びますよね。

ベンチの仲間のところに駆け込んで抱きつくかもしれません。

しかし、もしかしたらもうそのタイミングで相手チームはボールを蹴り出しているかもしれません。

つまり、喜びに浸ってしまっているうちに、相手に攻め入られてしまい劣勢に転じてしまっているわけですね。

これはどう考えても問題事でしょう。

この様に喜び感情もまた、その度が過ぎるまわりが見えなくなり、マイナスに働くのです。

ですからマイナスにせよプラスにせよ決して感情に流されてしまってはいけないのです。

ちなみに感情優位の時の脳内について簡単に解説しておきます。

感情が優位になっている時は脳の前頭前野という、ものごとを3次元+時間で推理をする部分の働きが極端に落ち、(俗に言う)IQ低下が起こるのです。

試合中はこのIQを低下させてしまったら必ずといって良いほどそこにつけ込まれてしまいます。

(浮き足立って周りが見えなくなるからですね)

ですから、シュートが決まったりヒットが出て喜ぶのは良いけれど、パッと一瞬喜んだらすぐに冷静を取り戻すことです。

IQを常に高い状態に保ち、相手につけいられない様にしておく必要があるのです。

という事で、皆さんも感情に流されない様に事前の準備と対応を怠らない様にして下さいね!

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