2019年12月03日
茨城県の高校サッカー部にマインド・コーチングを導入してきました!
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宮崎から東京へ飛び、昨日は北関東へ。
茨城県水戸葵陵高校サッカー部にマインド・コーチング講義を行ってきました!
水戸葵陵高校は茨城でコンスタントにベスト8に進出し、また今期は茨城県のU-18の1部リーグへ昇格を決めた強豪校です。
今回は、チームにとって壁となっているベスト8を超えて、さらに上のステップに行くために、指導者を含めた選手のマインドを改善していきたいというご依頼でした。
ちなみに、サッカー部はこれまでにメンタルトレーニングの講座を部員全員で受けたことがあるそうなんですが、MIND fantasistaの提供している様な脳科学をベースとしたマインドの使い方について学ぶのは初めてと。
3時間フルに大量の新しい知識を学ぶ形になったため、ちょっと重たすぎたかなとも思いましたが、最後までついてきてくれました。
皆さん、お疲れ様でした!
さて、私が見る限りこの高校の生徒たちは間違いなくフィジカルの部分は茨城県トップクラスです。
私はコーチの前にトレーナーを15年以上もやっているので、ガタイの良さ、生徒の目とチームの雰囲気を見れば大体それくらいは読み取れます。
ただ、いつもベスト8までしか行けないという理由は、講義を始めてすぐに解りました。
それは、
「目指すゴール(目標)が低い」がゆえに、「エフィカシーも低い」
この様な状態だからです。
せっかく良いもの持ってるのに1番もったいないパターンですね。
基本的にコーチングでは、ゴールは「現状の外側」に設定することになっています。
現状の外側というのは、これまでのやり方では到底達成出来そうもないくらい大きなゴールにするという意味です。
しかし、世の中のほとんどのアスリートはあとちょっと頑張れば達成出来そうなゴールを設定しようとしてしまいがちなんですが、実はこれが仇となってしまいます。
なぜなら、ゴールが小さいとゴールから逆算した〝今なっているべきチームの姿〟と現状のチームの姿との間にギャップが生まれないからです。
大事なのはこの2つの間に出来るだけ大きなギャップを生むこと。
このギャップの大きさこそが〝現状のチームの姿〟に不満を起こし、モチベーションとなるのです。
ですから今日は講義の最中にあえて講義止めて、キャプテン中心に部員全員で話し合ってもらいゴールを大きく更新してもらいました。
ゴールを更新したことによって、多分、大半の部員は
「本当にそんな目標掲げて実現できんのかよ?」
「そんなの無理じゃね!?」
という感じだったでしょう。
まあ、そりゃそうですよね。
今まで掲げた目標すら達成出来ていないのに、もっと大きな目標にしろと言われれば「本当にこれでいいわけ!?」ともなります。
でも、これで良いんです。
コーチングでは過去をいっさい重要視しないから。
そして、この様なゴール設定で良かったんだという体感は、時間が未来から現在に流れるにつれて、いずれ分かる事になります。
それと、エフィカシーの部分についてはセルフトークをこれまでと違うものに変える事を徹底してもらうことになりました。
これから先、ネガティブなセルフトークを辞め、ポジティブなセルフトークを徹底し、高いエフィカシーの伴った信念を形成していってもらいます。
「エフィカシー=パフォーマンス」
ですからここが低ければ元も子もないんですね。
ということで、今日はこの2点を改善していくためのマインドの使い方と、更に5つの大事なポイントを押さえながら講義をさせて頂きました。
これから先、選手たちの脳が認知するものは目まぐるしく変わっていくはずで。
そして、高いエフィカシーの形成されるとともに、今までにないほどの圧倒的なパフォーマンスを発揮することが出来る様になっていきます。
また来年、エフィカシーが格段に上がった水戸葵陵高等学校サッカー部に会える事を楽しみに致しております!
(※学校名は了承を頂いた上で掲載しております。)