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2021年07月08日

試合の流れを掴む鍵は〇〇という視点でゲーム空間を観ること!

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今回は、強いチームだけが持っている圧倒的にゲーム空間を支配する視点について述べていきたいと思っています。
このお話はですね、実はこれまでずっと伏せてきました。
なぜなら、この部分を知っているのと知らないのはパフォーマンスに雲泥の差が出るから。
試合の流れを自在にコントロールできるようにまでなるんです。
とかく対戦形式の競技スポーツ(サッカー、バスケ、ラグビー、野球など…)はこの差を如実に作り出せます。
実は、そんなことをここで話すべきかどうか悩みましたが、マジシャンだって自身の技量を高めるために時期が来ればタネを公開しますよね。
そう考えて、特別に公表することにしました。

目次

ゲーム空間を支配するためのキーワードは「確信」!

のっけに思い切ってかなり大きな啖呵を切りましたが、今日お話しする内容って〝確信〟についてなんです。
「は!?確信?そんなんで流れを持ってこれるんなら苦労しないよ!」
と思われたことでしょう。
言っておきますが、ゲームをしていて流れを持って来れないのは〝確信〟というものをちゃんと理解していないからです。
ちゃんと確信の意味を理解していれば、あなたの戦い方は今の戦い方と全く変わってきます。
そこで確信とはどういうものかを以下でしっかりと理解し直してもらいつつ、ゲーム空間を圧倒的に有利に戦えるようになる方法をお伝えしていきたいと思います。

情報空間を制す者はゲームを制す

私は選手の皆によくこういうことを伝えています。
「ゲームとは、情報空間を制した方が勝つよ」と。
これは当たり前のこと。
身体(物理身体)のスペックがどんなに良くても、それを使いこなすマインド(情報空間)の使い方が疎ければ身体は最大限に活かしきれないからです。
だから、
「基本的に我々は物理空間で物理身体を用いてスポーツをやっているけれども、競技を行う上で情報空間でも戦っている意識を持てないとダメだ」
と言うんです。

情報空間ではどのようにして優位性をとりに行くのか!?

じゃあ、情報空間でどの様に戦えばいいのか!?ということになりますよね。
物理空間であれば、ゲームの局面においてこれまで練習してきたスキルやコンビネーションをぶつけ合い、その局面を勝ち取って優位性を獲得すればいいわけなんですが、情報空間においてはどのようにすれば優位性を獲得できると思いますか?
実は、情報空間では「確信」を持った方が優位性を獲得できるんですよ。
確信ってコーチング用語に言い換えると「エフィカシー」でしたよね。
そしてエフィカシーの高さ=パフォーマンスでしたよね。
つまり、情報空間においては、
「如何に自分たちが確信を持てて、相手チームが確信できない様に仕向けられるか」
がパフォーマンスの優劣を分ける際の大きなポイントなんですよ。
ですから、相手選手にいかに「こいつら凄く厄介だ」「ちょっと自分の方が分が悪いな」「今日は負けるかもしれない」と思わせられるかが大事だということなんです。
(※勝利の確信度を下げさせて、負けの確信度上げさせるということです)

自分たちは確信度を上げ、相手にはそれを下げさせる

基本的に「試合の流れ」というものは、待っていればいずれ来るようなものではありません。
耐えていればいずれ来るものではないんです。(来るのは漫画とドラマだけです)
獲りに行かない限りやってきません。
じゃあどうやって獲りに行くのかといったら上記に書いてきたように、相手(チーム)の確信度を下げて、自分たちの「行けるぞ!」という確信度を上げることによって流れを持ってくるわけです。
だから、情報空間(マインド)では常に「如何にして相手の確信度下げてやろうか」と考えている必要があるということ。
個人スキルや戦術、オフェンスやディフェンスに至るあらゆる行為が「相手の確信度を下げていく」という視点のもとに繰り出していく必要があるんです。

相手の確信度を下げるために非言語情報も活用せよ!

それから、〝非言語情報〟も相手の確信度を下げるための武器として使っていくといいです。
私が今契約しているチームの例で言うと、練習試合の最中に監督に怒られて凹んでしまっている選手たちにハーフタイムにこういうことを言ったことがあります。
「みんな、凹んだ顔してコートに立ってたら、相手選手はそれを見て「あ、このチーム、監督に怒られてもうグロッキーだ。あとちょっとで畳み込める」って確信するよ。相手を確信させちゃったらもっと苦しくなるよ。」と。
「だから、苦しくても笑おう!強気にふるまおう!絶対に相手に確信をさせちゃいけない!」と。
そのチームは19点差を追いついて何とかドローで練習試合を終えました。
多分、あのままお通夜の様な顔でプレーし続けていたら、大敗を喫していたことでしょう。
ですから、是非非言語情報にも気を配って〝相手に確信をさせない〟ように取り組んでみて下さい。
相手の確信度が下がれば、反比例的に自分たちの確信は上がっていきますから。

確信という視点で練習や試合をこなしていこう!

ということで、いつも流れを持っていかれてしまうようなチームは、〝いかに自分たちは確信が出来て、相手の確信度をさげられるか〟という視点で戦術を練ったりスキルの鍛錬をしてみて下さい。
すぐに勝てる様になるとは言いませんが、まずは試合の主導権をとるところに意図的に絡んでいけるようになりますので。
あとは練習試合でもその視点で戦うことをいっぱいこなしましょう。
このコツがわかる様になれば、いつだって自由に流れを引き寄せる戦い方が出来るようになりますから!

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