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2020年07月27日

水戸葵陵高校サッカー部でマインドコーチング講義を行ってきました!

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先日、およそ5か月ぶりに水戸葵陵高校サッカー部にマインドコーチング講義を行いに行ってきました。
本来1~2か月ペースで講義を行ってマインドを変えていくのですが、ご存知の通り新型コロナウイルスによって長らく中断していました。
今回は、2年生と3年生を別々に分けて選手たちとソーシャルディスタンスを保ちつつ、マスクをしながら講義をする形となりました。

目次

今回のマインドコーチング講義で話したこと

実は、今回の新型コロナウイルスの影響で多くのスポーツイベントが消滅してしまい、さぞ高校生はモチベーションが落ちているのだろうなということは想像できていました。
とかく、インターハイは3年生にとって最後の晴舞台の1つです。
このために日々練習に取り組んできたというのにその目標があと少しのところで消えてしまうというのはどれほどショックなことでしょうか。
そこで、今回は前回までのマインドの仕組みを簡単におさらいしたのち、「自己肯定感のあげ方」を集中的に講義していくことにしました。

まず、選手たちの自己肯定感の高さを測定してみました

今回、講義の初めに「自己肯定感のあげ方覚えてる?」と聞いてみました。
前々回の講義でお話ししているはずなので知ってはいるはずなんです。
でもほとんどの選手が答えられませんでした。
多分、ここ数カ月の不安でそれどころではなかったのかもしれません。
不安というものはIQをさげ、自己肯定感を下げる働きがあります。
「最近ポジティブセルフトークとネガティブセルフトーク1日の比率はどれくらいになってる?」
と聞くと、「3:7です」と「2:8です」が多かったです。
ポジティブセルフトークが少ないということは、肯定的な信念がマインドに形成されません。
つまり、「俺は出来るヤツだ!」というメンタリティーを形成できていないということです。
「やっぱり今日は自己肯定感のあげ方をしっかりと話しておく必要があるな」
最初の質問の答えですぐに今日すべきことが見えました。
たぶん、水戸葵陵高校だけでなく、日本中の多くの高校生がこうなっていることは想像に難くありません。

自己肯定感を上げるのはセルフトーク

自己肯定感はコーチング用語で「エフィカシー」と言います。
そしてこのエフィカシーとパフォーマンスは正比例の関係にあると言われています。
ですから、結果を出すチームにしていきたいのならチームのメンバー全員が自己肯定感を上げていくことが絶対必要条件なのです。
そしてそのための重要になってくるのがセルフトーク。
このセルフトークが肯定的なものか否定的なものかでその人の中にそれ相応の信念が形成されていきます。
ポジティブな信念をたくさん形成している選手というのは自己肯定感が高くなるし、ネガティブな信念をたくさん形成している選手は自己肯定感が下がっていきます。
ですから、私たちが普段どのような言葉を発しているかということが非常に重要な意味を持っているのです。
ですから、今回の講義を起点に今後の人生において自分が発する言葉のすべてをポジティブにしていくようマネジメントしていこうと提案をしました。

下がってしまった自己肯定感を上げるために

ただ、とはいってもこの新型コロナウイルスで「あー、もう終わった」「もう無理じゃん」「どうせダメでしょ」といったセルフトークをしていた選手は多いと思います。
そのような選手は自己肯定感がすでに下がってしまっているので、「ポジティブなセルフトークをしていこう!」と言ったところでなかなか出来ないのが現状です。
そこで、今回は「自我の重要性評価関数」と「釈迦の縁起の思想」について3時間くらいかけて体感ワークも交えながら講義をさせて頂きました。
この2つは文字だけで解説をしようとすると日が暮れてしまいますから今回は割愛させて頂きますが、あえて簡単に言うとすれば、
「この世に変わらないものはない」
「すべてのものは関係性によって成り立っていて、関係性を変えればいくらでも変われる」
ということを述べたものです。
どんなに「もう無理だよ」という信念を作り上げてしまっている選手であっても、抽象度の高い情報を投げん込んであげて、前頭前野で論理的に理解させてあげればその信念は崩すことが出来るからです。
ということで、今回は小難しネタを時間をかけて解説しながら選手たちの信念を書き換えるとともに、来る10月の大会に向けてそこまでに自己肯定感を上げる方法を伝授してきました。

まとめ

今回は自己肯定感をいかに上げるかというところに特化した内容の講義となりました。
水戸葵陵高校の選手たちは本当に才能のある選手たちばかりです。
確かに新型コロナウイルスで大会がなくなり、練習もまともにできずやるせない気持ちになるのもわかりますが、人間はいつまでも後ろを向いているわけにはいきません。
前を向かなければいけないのです。
やるべきことはちゃんとお伝えしたのであとは本人たちがやるかどうか。
例年通りベスト8で終わるか頂点に立つかは彼ら次第です。
私は彼らが10月の試合までに圧倒的な自己肯定感を作り上げていくことを確信しています。

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