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2020年06月08日

ネガティブな思考に囚われやすいアスリートがやるべきこと

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アスリートには「今日の試合、何であんなプレーしちゃったんだろう」とか「あの時ああしておけば良かった」とずっといつまでも思い悩んでしまう方が結構います。
スッキリと切り替えることが出来ればいいのですが、どうしても何時間も何日も考え込んでしまい身も心も削ってしまっちゃうんですよね。
まあ、実のところ私自身もそのようなタイプの人間でしたから気持ちはわからなくもないですが、正直なところプラスなことは何もありません。
そこで、今回は過去のネガティブな事柄に囚われてしまいやすいアスリートにその改善方法をお伝えしていきたいと思います。

目次

なぜあなたは過去の結果を反芻してしまうのか

過去の良くなかったことをいつまでも反芻してしまうのは、実はあなた自身がそのようなマインドの使い方をしてしまっているからです。
そこで、何が原因で良くないことを考えてしまっているかを探るとともに、どうすればそのような思考を改善していけるのについて解説していきたいと思います。

自己肯定感が下がってしまっているから

まず1つ目の理由として「自己肯定感が下がってしまっているから」という理由があげられます。
これは当然のことで、自分自身を肯定できないわけですから自分のプレーやゲーム中での判断などに自信が持てないわけです。
本来、人間というのはその瞬間ごとに自分の取りうることの出来る最高の選択肢をチョイスしながら生きているのですが、自己肯定感の低いアスリートは自分の選択をそのように思うことが出来ません。
ですからいついかなる時も自分を評価できずネガティブ思考になってしまうのです。
このような場合、やるべきことは単純明快です。
自己肯定感を上げるためにポジティブなセルフトークを徹底することを行いましょう。
言葉は信念を形成し、その信念に見合った自己肯定感を形成します。
ですから、ポジティブなセルトークを徹底して自己肯定感を上げていけばネガティブな思考は自然としないようになっていきます。
まだ自己肯定感の低い最初のうちは違和感があるかもしれませんが、ぜひコツコツと継続してみて下さい。
自己肯定感が上がるにしたがってネガティブな思考をしなくなっていきますから。

正しい時間の流れを知らないから

2つ目に「正しい時間の流れを知らないから」というのがあげられます。
これはどういうことかというと、時間は〝未来からやってくる〟という事実を知らないということです。
こんなことを言うと「時間って過去から現在に向かって流れ未来に過ぎていくのでは?」と思われることでしょう。
実はそうではないんです。
時間とは未来から現在に降り注いできて過去へと過ぎ去っていくものなんです。
時間が未来から流れてくることはアビダルマ仏教や分析哲学でも言われていることです。
ちなみに時間が過去から現在へ流れると考える人は、「現在は過去の結果」という捉え方をします。
そうすると、過去の出来事が現在に影響を与えるので、過去にミスをしたり上手くいかなかった人はどうしてもクヨクヨしてしまいやすいのです。
一方、時間が未来から流れ過去へ過ぎ去っていくと考える人は一切クヨクヨしません。
なぜなら過去は過ぎ去る一方だから。
時間がたてばたつほどより遠くへと過ぎ去っていくのでどんなに大きなミスをしたとしてもそれが現在や未来に何ら影響を与えることがないのです。
実は切り替えが早い人はこういう人なんです。
このように、ネガティブな思考を繰り返してしまうアスリートは時間の流れを正反対にしてみるとよいでしょう。

仮想の自分を作ってしまっているから

そして3つ目に「仮想の自分を作ってしまっているから」というのがあげられます。
これはどういうことかというというと、〝あの時ああしていた〟〝あの時こうしていた〟もう一人の自分を作り上げてしまうしまう癖があるからなんです。
簡単に言うと「たら・れば思考」によるもう一人の優れた自分との対比です。
はっきり言いますが、過去の仮想の自分には勝てっこありません。
なぜなら、仮想の自分は全てにおいて自分より優れているわけですから勝ちようがないでしょう。
ただ単に自分が惨めになり、よりネガティブな思考を助長するだけです。
ですから過去の仮想の自分と対比すべきではないのです。
ということで、仮想の自分という幻を手放しましょう。
そうすれば、過去のミスは「しょうがなかった、次はこう対応しよう」くらいで引きずることなく終わることになります。
ということで、決して勝つことの出来ない過去の理想の自分と対比なんてしないで下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ついつい何日もネガティブに考えてしまうアスリートの方は、「確かにそうかもしれない」と思われたのではないでしょうか。
人間の脳には原始的なレベルで次に同じ危険な目に遭遇しないために失敗を強く記憶する傾向があります。
故にどうしても失敗や良くなかったことが印象に残り考えすぎてしまうのです。
でも、皆さんもお気づきだと思いますが、現代において危険な場面などそうはありません。
ですから、いちいち過去のことに不安になったりクヨクヨする必要なんてないのです。
それよりもスポーツはたくさん挑戦し、失敗を繰り返す中で上達していくもの。
ですから、マインドの仕組みを知り肯定的に使うことでどんどんと挑戦していきましょう。
思考が変わればあなたのパフォーマンスはいくらでも上げていくことが出来るのですから!

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