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2020年04月23日

目標を達成するためにはやはり有言実行する事が大事なのでしょうか?

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よく巷では「声に出して有言実行すると良い」と言われます。

あえてみんなの前で目標を公表し、

「発表した手前、なんとしてでも実現させなければならない!」

というプレッシャーを自分にかけることで外発的なモチベーションを掻き立てる方法ですね。

これは悪い方法ではないのですが、コーチングの視点からみるとあまりお勧めできるやり方ではありません。

「えっ!でもこれってどこでもやってるよね。」

と思われることでしょう。

はい、確かによくやられていますし、強制的にモチベーションを奮い出す事ができますね。

でも、本当は大きなリスクも伴うやり方なんですよ。

という事で、今回は有言実行について解説をして行きたいと思います。

コーチングで有言実行をお勧めしないまず1つ目の理由は、

「ドリームキラーが出てくる恐れがあるから」

です。

ドリームキラーというのはその名の通り「夢を潰す人」のことを言います。

「お前、まじで言ってんのかよ。」

「無理に決まってんじゃん。」

「もうちょっと現実を見ないと…」

「バカも休み休み言え。」

「もうちょっと常識を考えろよ。」

あなたが周りに目標を語った時に、多分何人かの人はこういう反応をしてくるでしょう。

とかく、あなたの目標がものすごく崇高で大きな目標であればあるほど周りのみんなはそれを引き留めにかかります。

悪意のある人もいるでしょうし、善意から言う人もいますよね。

これはなぜかと言うと、あなたの周りの人達のマインドの中に、

「あなたはこういう人だ!」

という信念があるからなんです。

あなたが目標に向かって変わっていけばいくほど、その人のマインドにある「あなたはこういう人だ!」は踏みにじられてしまうわけです。

ですから、今まで通りのあなたでいてもらうために、あなたの目標をやんわり否定する事によって自分の信念を守ろうとするのです。

人は、否定をされればされるほどエフィカシーが下がって目標を達成しにくくなってしまいます。

ですから、無闇に目標を第三者には公言しない方が良いのです。

そして2つ目。

あなたが立てた目標は間違いなくあなたが心から望む目標である事でしょう。

しかし、それを公言してしまった瞬間から「達成しなければいけないもの」へと変わってしまうのです。

つまり、want toだった目標が公言したその瞬間からhave toへと変わってしまうのですね。

過去のblogでもご紹介したかと思いますが、want toとhave toでは、その心理に750倍もの生産性の差が生まれることが分かっています。

公言する事で750倍もパフォーマンスを落としてしまっていては、これは本末転倒な話です。

この様にコーチングの視点からすると有言実行はあまりお勧めは出来ません。

「俺はあえて有言実行し、目標を達成してみせて、子供たちに挑戦することの大切さを教えたい!だからそれを覚悟で有言実行をする!」

というのなら良いと思いますが、それこそ相当な覚悟とエネルギーが必要であるということを頭の片隅に入れておいて下さい。

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