コーチングを世界で率先して取り入れた組織は米軍であるということをご存知でしょうか。

タイガー・ウッズの父であるアール・ウッズは、かつてグリーンベレーの大佐であり、幼き頃のタイガーに米軍で学んだコーチングを施していたことは有名な話です。

そんな米軍の中でも世界最強と評される海軍特殊部隊ネイビーシールズは、このコーチングを使いこなせる様になったほんの一握りの者だけで結成されるスーパーエリート集団です。

彼らは戦争の最前線へと赴き、弾丸の飛び交う様な環境の中で確実に任務を遂行するため、自らの意思でマインドを適宜コントロールする必要があります。

人が不安や恐怖に飲み込まれた時は、脳の扁桃体というところからノルアドレナリンが分泌されるのですが、

ノルアドレナリンが大量に出ると脈拍が増し、手足が震えてうまく動けなくなります。

また、前頭前野の働きが急速的に失われるため、論理的にものごとを考える事が出来なくなります。

これでは足手まといになってしまうばかりか任務を遂行出来なくなります。

そして何より命も危うくなってしまいます。

ですから、マインドの仕組みとマインドの使い方を徹底して学んで使いこなせる様になり、どの様な状況に置かれても決して情動優位にならず、いつでも最高のパフォーマンスを出し続けられる様にしているのです。

ネイビーシールズにとって、コーチングとはどれほど過酷な状況であったとしても最高のパフォーマンスを出させる事を可能にする無くてはならないものなのです。

そんなコーチングがこの先日本のスポーツで広く普及させることが出来たらどうなるでしょうか。

きっと、不安や緊張で力が発揮出来ないなんて事はなくなるでしょうし、あらゆるスポーツのレベルが一気に上がっていく事でしょう！

そういう意味ではネイビーシールズがコーチングを導入しているという事実は、アスリートにとってとても心強いエビデンスであると言えますよね！