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2021年07月01日

コーチの言葉には魔法の威力が宿る理由

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マインドコーチングを受けたことのない方にはわかりにくいかもしれませんが、受けた方々からは皆一応にして「なぜコーチの言葉は魔法の様に効くのですか」と言われます。
私は魔法使いでも何でもありませんが、そう言われても特に否定する気はありません。
なぜなら、コーチが言葉には魔法と同じくらいの威力が宿るカラクリを知っているからです。
いや、知っていて使っているわけですから確信犯ですね。
ということで、なぜコーチの言葉には魔法の力があるのかについて解説していきます。

目次

コーチの言葉に魔法の力が宿るのは「確信」を引き出しているから!

実はですね、最初に結論を言ってしまうとコーチの言葉に魔法の力があるのは〝選手に目標を確信をさせることができるから〟なんです。
確信って言い換えればエフィカシーのことですから、高いパフォーマンスが伴って本当にそれが出来るようになるんですよ。
この様にいうと、「そんなに簡単に人に確信させられるわけないでしょ。詐欺師じゃあるまいし。」と思われるでしょう。
いえいえ、簡単ですよ。
別にテクニックや口が上手くなくてもそれは出来ます。
それにですね、別にコーチではなくとも誰だって人を確信させることが出来るんですよ。
ということで次にその部分について解説をしていきたいと思います。

確信をさせるためにすること

実はですね、コーチが話す言葉自体には何のしかけもありません。
仕掛けがあるのはたった一つ。
チーム内においてハイパーラポールを築いているところ。
ここです。
ハイパーラポールを知らない方のために簡単に説明しておきますが、ハイパーラポールとはチームという臨場感空間において心理的に支配者となっている人に寄せられる求心力のことです。
わかりやすい例で言うと、ちょっと前のサッカー日本代表では本田選手がハイパーラポールを獲得していましたね。
そして、シアトルマリナーズだったらイチロー選手でした。
別に物理的に同じ空間を共有していなくても情報空間でもこのハイパーラポールは形成されます。
だから、オンラインサロンで言うと堀江貴文さんや、Toutubeでいうとヒカキンさんなどは凄い大きな規模でハイパーラポールを形成しています。
こういった人たちの言葉って、それ以外の人がもの凄く影響を受けやすいんですよ。
だからそういう人が声高らかに「右だ!」といえば右だと思い込むようになるし、「左だ!」といえば左だと思い込むようになるんですね。
かなり昔の話になりますが、おもいっきりテレビでみのもんたさんが「納豆が体にいい!」というと翌日の日本中のスーパーから納豆が消えたのもまさに納豆による効果を確信させられたから。
ですからですね、まずチーム内でこのハイパーラポールをとるということが大前提となります。

ハイパーラポールってどうやってとるの!?

じゃあですね、どうやったらハイパーラポールとれるの?という問いになってくかと思うのですが、まあチームの中でぶっちぎることが出来ればハイパーラポールを獲得できます。
だから、エース格の選手ってチームの中で影響力を持っている場合って多いですよね。
でも実力でぶっちぎるのはなかなか大変なことですから、実力以外のところで言いうとエフィカシーの高い人がハイパーラポールを得ることが出来るようになります。
私なんかは選手ではないのでこの部分でハイパーラポールをとりに行っているわけですね。
まあ、エフィカシーでぶっちぎるわけです。
そして、ハイパーラポールを獲得した上で「君になら出来る!」って言うんです。
もしここを獲得できていない段階で「君になら出来る」と言ったとしても、
「はいはい。お宅も頑張って。」
で終わりです。
このように、自分の言葉に魔法の様な威力を持たせられるかどうか(相手に確信させられるかどうか)はハイパーラポール次第なんですね。
これは私の想像ですが、きっとイニエスタ選手に憧れているサッカー少年が、実際にイニエスタ選手に「君には才能があるよ」とお世辞で言われたとしたら、気持ちが高揚して仲間をごぼう抜きしてみるみる上手くなっちゃいますよ。
エフィカシーが爆上がりするんで当たり前のことです。

魔法の言葉をかける上での注意点

タダですね、1つだけ注意点も言っておきますね。
それは何かというと、否定だけはしないで下さい。
ハイパーラポールをとっている人間に否定をされてしまうと、その選手はエフィカシーがコテンパンに落ちてパフォーマンスが一気に低下してしまいます。
(※相手をエフィカシーの低いヘロヘロ人間にして教義漬けにしていたのはかのオウム真理教の手段です。)
ですから、
「ほんとお前はだめだな!」
「お前、だから使えないんだよ!」
「やる気ないならやめろ!」
なんてことは言わないで下さい。
ミスをしたり上手くいかなかった時に、目標に対してもっとこうすべきだったということは伝えたとしても、否定をすることはしないで下さい。
ということで長くなりましたが、選手を確信させ、一気に飛躍させるためにハイパーラポールをとってポジティブな言葉をかける様にして下さい。
決してネガティブな言葉はかけないで下さいね。
そして、何よりもハイパーラポールをとれるように自分自身のエフィカシーをガンガンに上げる様にして下さい!

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