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2020年03月25日

アスリートに大事なのは「自信」?それとも「確信」?

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スポーツをする上でよく使われる言葉に「自信」という言葉と「確信」という言葉があります。

「自信を持ってプレーしろ!」

「自信過剰だな。」

「優勝を確信することが大事だ!」

「あの瞬間勝利を確信しました。」

なんて使い方をしますよね。

どちらも「信じる」という意味をさらに強めた言葉なのですが、果たしてこの2つはどういう違いがあるのか知っていますか?

こう質問されるとちょっと困ってしまいますよね。

そこで、この似通った2つの言葉の違いについて解説していきたいと思います。

まず「自信」からですが、こちらは過去がベースとなっています。

例えば、

「前回の試合はベスト8まで行けた!だから今回もベスト8は問題なくいける自信がある!」

こういうふうに使いますよね。

つまり、過去に一度成し遂げられているから(根拠があるから)、未来でもそれが出来ると信じられることが「自信」なんですね。

それに対し「確信」は未来がベースなんです。

「過去に成し遂げたことはないけど、私には未来にそれを成し遂げられるという確信がある!」

というふうに使います。

つまり、確信とは〝根拠のない自信〟ということなんです。

どちらも似通った言葉なんですが、この様にベースの部分が正反対なのです。

ちなみに、コーチングにおいて大事なのは「確信」の方です。

確信は別名「エフィカシー」と言います。

そしてエフィカシーとパフォーマンスは正比例の関係にあります。

ですから、確信はガンガンに上げていく必要があるのです。

一方、自信の方は「あってもいいし、無くてもいいよ」というスタンスです。

これはなんでかというと、〝コーチングでは過去は現在や未来に一切影響を与えることはない〟というスタンスをとっているから。

まあ、近代分析哲学では時間というものは未来から現在に流れ、過去へと過ぎ去って行くというのが定説となっているので、過去に重きをおかないのです。

変えられない過去よりも、これからの未来をどう変えていくかの方が大事なわけですから、「自信」よりも「確信」を強めていこうというのがコーチングにおける肝なんですね。

という事で、エフィカシーをガンガンに上げて未来の目標達成を確信できるようになっていって下さいね!

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